個人で利用可能!高齢者向けの見守りサービス徹底比較

見守りサービスとは?

離れた家族の暮らしぶりが心配だけど、家庭の事情や、仕事の都合などで、今すぐ同居するのは難しい。何かあった場合に、スグに気付いてあげられないのが不安だな…

そんな状況にある方に適しているのが、高齢者向けの見守りサービスです。

ご高齢の方だと、持病を抱えていたり、ちょっとした不注意による怪我なども考えられます。しかし、一人暮らしの場合ですと、自力で救急車を呼ぶのも難しくなります。

そんなときに、見守りサービスに加入していれば、いち早く異常を察知して、迅速に対応することが出来るようになります。

見守りサービスの内容について

各社が提供する見守りサービスは様々なタイプがありますが、大きく分けると「センサー」「電話」「訪問」「駆け付け」「カメラ」の5つの種類があります。

センサー設置

最も一般的なのが、センサー設置タイプの見守りサービスです。

キッチンやトイレといった生活導線に感知センサーを取り付けて、人の動きを検知。一定時間、動作を検知できなかったり、いつもと違うパターンから異常を察知して、通報してくれるシステムです。

見守られる側にとっても、いつも通りに生活ができるので、負担がありません。また、監視されている。プライバシーが気になるといったこともないので、心理的にも導入しやすい見守りサービスだと言えます。

電話

週に数回、決められた時間に電話をすることで、安否の確認をするのが、電話による見守りサービスです。

自動音声で機械的に確認するものもあれば、毎回専属の担当者が電話をしてくれるものもあります。電話の内容は、ご家族や登録した人に、メールなどで報告してくれます。

担当者が電話で、話し相手になってくれるサービスの場合、一人暮らしが寂しいと感じている高齢者には嬉しいサービスになります。しかし一方で、決められた時間にかかってくる電話に出て、対応しなくてはならないため、それを負担と感じることもあります。

訪問サービス

サービス会社の担当者が、月に1~2度、直接自宅まで訪問し、高齢者の様子を確認。その結果をご家族まで報告してくれるのが、訪問タイプの見守りサービスです。

実際に人が確認しにいくので、暮らしぶりが分かりやすいというメリットはありますが、訪問頻度は低いため、緊急時への対応は出来ません。

駆け付けサービス

駆け付けサービスは、主にセコムやアルソックなどのホームセキュリティー会社が対応してくれる見守りサービスです。

高齢者自身が緊急通報用のボタンを押したり、ご家族が異常を察知した際に、セキュリティー会社に連絡することで、警備員が自宅まで駆け付けてくれます。

その他にも、身体の不調や不安を感じた際に、看護師や保健師に24時間365日相談できるなどのサービスもあります。

カメラ設置

ネットワークカメラを設置することで、ネットを介して離れた家族の安否を確認できるのが、カメラ設置タイプの見守りサービスです。

カメラ型は、監視されている側面が強く、プライバシーも無いなど、見守られる側の負担が大きくなります。よく話し合ってから導入を決めた方が良いでしょう。

上記の5つのタイプの見守りサービスを、いくつか組み合わせることで、より万全な見守り体制をつくることが出来ます。

見守りたい人との距離や予算、見守られる側の要望などから最適なものを選ぶと良いでしょう。

(出典)みまもりうぇぶ

見守りサービスの料金について

見守りサービスの料金は本当にピンキリです。自動音声による電話だけでいいなら月額200円ぐらいで始められます。

万全を期すならホームセキュリティー会社と契約して、センサーを設置。何かあったら迅速に駆け付けられるところまでやるなら、初期費用や機材の購入をしたうえで、さらに最低でも月5,000円~の費用はかかってしまいます。

コストをかければより充実した見守りが出来ますが、見守りサービスというのは基本的に長期的に契約するものです。数ヶ月だけの加入では、意味がありませんからね。

負担できる金額、予算と相談しながら、出来る範囲で最善の方法を検討していきましょう。

見守りサービスの比較

セコム 高齢者見守りサービス

セコム 高齢者見守りサービス

「セコム・ホームセキュリティ スマートNEO」は、安否見守り・救急通報・電話健康相談と、両親への説明サポートがセットになった見守りサービスです。

トイレなどの生活動線にセンサーを設置し、一定時間動きがない場合は、異常信号がセコムに送信されて確認、必要に応じて消防へ通報などをするシステムです。

救急通報サービスとしては、身につけられるペンダント型のシステムもあり、握るだけでセコムに救急信号を送ることが可能です。24時間セコムの看護師に電話相談もできます。

利用料金 月額4,700円(税別)
初期費用 工事料44,000円(税別)、保証金20,000円(非課税・契約満了時返却)

ALSOK みまもりサポート

ALSOK みまもりサポート

「HOME ALSOK みまもりサポート」は、専用のコントローラーで相談から駆け付けまで、24時間365日対応してくれる見守りサービスです。

コントローラーには「緊急」「外出」「相談」などのボタンがあり、「緊急」を押すと全国2400カ所にある待機所から、最も早く到着できるガードマンが駆け付けてくれます。

「相談」を押すとALSOKヘルスケアセンターと接続され、健康相談などが可能です。持病やかかりつけの病院について予め登録しておけば、救急搬送時に救急隊員へ引継ぎもしてもらえます。

利用料金
お買い上げプラン 月額1,700円、初期費用47,000円(工事費 11,000円+機器費 36,000円)
レンタルプラン 月額2,400円、初期費用11,000円(工事費 11,000円)
ゼロスタートプラン 月額2,960円、初期費用0円

東京電力エナジーパートナー 遠くても安心プラン

東京電力エナジーパートナー 遠くても安心プラン

「遠くても安心プラン」は、毎日の生活の様子をスマホで確認できる見守りサービスです。

8つの家電(掃除機・エアコン・炊飯器・テレビ・IH・洗濯機・電子レンジ・高熱家電)の使用状況から、高齢者が通常と変わりなく生活しているかを、スマートフォンの画面でチェックできます。

いつどんな家電を使用したのか、リアルタイム、毎日レポート、週レポートなどで知ることができ、通常とは異なる家電の使い方がされたときはアラート通知メールが届く仕組みです。

利用料金 月額2,980円
初期費用 事務手数料3,000円
※設置宅にはインターネット(Wi-Fi)の無線環境が必要

絆-ONE

絆-ONE

人感センサー見守りサービスです。リビングなど、普段長く時間を過ごす部屋などに設置し、赤外線センサーを使って、高齢者の室内での動きを検知します。

モニタリング結果はグラフ化され、パソコンやスマートフォンからいつでもチェックすることが可能です。一定時間動きが検知されない場合には、予め登録している緊急連絡先に連絡がなされます。

毎朝9時の時点で、その前24時間以上動きがない場合は、緊急コールセンターから利用者様宅へ電話で安否確認を行います。

コントローラーは、赤ボタン「きんきゅう(緊急通報サービス)」・緑ボタン「あいさつ(多目的通知サービス)」・青ボタン「ごようきき(日常支援サービス)」と色分けされていて、必要に応じて押すだけです。

利用料金
ベーシックLANタイプ 月額1,950円
ベーシックSIMタイプ 月額2,950円
安心LANタイプ 月額2,600円
安心SIMタイプ 月額3,600円

象印 みまもりほっとライン

象印 みまもりほっとライン

「みまもりほっとライン」は、無線通信機を内蔵した「電気ポット(i-POT)」の使用状況で高齢者の安否確認ができる見守りサービスです。

ポットの電源を入れたり給湯したりすると、内蔵されている無線通信機から信号が発信されて、データ化されます。サービス利用中は、ポットの下部に「みまもり中」のランプが点灯します。

使用状況は1日2回メールで確認でき、さらにパソコン・スマートフォンから専用ホームページにアクセスすると、1週間分の利用状況をグラフで確認することも可能です。特別な機器を設置する必要もなく、ポットは届いたその日からすぐに利用できます。

利用料金 月額3,000円(税別)
初期費用 契約料5,000円(税別)
※電気ポット(i-POT)はレンタル(新品)になります

郵便局のみまもりサービス

郵便局のみまもりサービス

郵便局が提供している見守りサービスです。郵便局社員が毎月1回30分程度、利用者宅を直接訪問して、生活状況について質問をし、結果を報告書にまとめてメールまたは郵送で家族に送ります。

メリットは、離島や過疎地など、見守りサービスが受けにくい場所でも利用できる点と、郵便局社員なので身元がしっかりしていて安心できる点です。

質問はタブレットを使用して行われ、基本7項目と選べる3項目の合計10項目で、体調や生活習慣、悩みなどがわかるようになっています。

訪問時には、脳トレや健康体操などが掲載された情報誌がもらえ、看護師などが24時間・年中無休で対応する「24時間健康相談」も無料で利用可能です。

利用料金 月額2,500円(税抜)
※郵送での報告を希望する場合は、郵送事務手数料として月額186円(税抜)

東京ガスのくらし見守りサービス

東京ガスのくらし見守りサービス

東京ガスが提供している見守りサービスには、2種類あります。

ガスの見守りサービス

主な機能は、次の3点です。オプションとして、万が一のときにセコムの駆け付けサービスが利用できるプランもあります。

  • 外出先からスマートフォンでガスの消し忘れ確認、遠隔でガス止め
  • ガス使用量を24時間監視し、長時間連続使用された場合、自動通報
  • 前日ガス未使用の場合、翌日に登録のメールアドレスへ通知

自宅・家族の見守りサービス

主な機能は、次の3点です(それぞれ専用センサーの取り付けが必要となります)。

  • 外出後にカギのしめ忘れがあれば、スマートフォンへ通知
  • 出かける前や就寝時に、窓や玄関が開いていたら、スマートフォンへ通知
  • ご家族が帰宅したら、スマートフォンへ自動通知
利用料金
ガスの見守りサービス 月額500円(税込)
自宅・家族の見守りサービス 月額980円(税込)、別途初期費用あり

まごころLivon

まごころLivon

「まごころLivon(リボン)」は、生活空間に設置されたセンサーで生活の様子をパソコンやスマートフォンから確認できる見守りサービスです。

居間・台所・洗面所・寝室に設置したセンサー(アクティブ・デテクター)がそれぞれの部屋の活動量を測定し、レーダーチャート表示します。日ごろの生活パターンを把握することで、いつもとは違う生活パターンにいち早く気づき、異常や異変を素早く察知できる仕組みです。

大手通信会社の3G回線で通信するため、インターネット環境は不要です。

利用料金 月額2,000円(税別)
初期費用 機器代60,000円(税別)
※分割払い可能

つながりプラス

つながりプラス

「つながりプラス」は、会話型見守りサービスです。毎週担当のコミュニケーターが利用社宅に電話をかけて、生活の様子などを会話します。

会話内容はそのまま家族にメールで「ライフレポート」として伝えられるので、暮しぶりがリアルにわかります。

まず「はじめましてキット」で担当コミュニケーターと信頼関係を構築するところからスタートし、毎回同じコミュニケーターと話すため、高齢者が安心して人と話す機会を増やすことができます。

利用料金
入会金 10,000円(税別)
通常プラン 月額7,500円(税別)※毎週1回お電話&ライフレポ―ト
LITEプラン 月額4,900円(税別)※毎週1回お電話&簡易ライフレポート

ミマモリエ

ミマモリエ

「ミマモリエ」は、フォトスタンド型見守りモニターシステムです。写真立ての形をしたセンサーボックスを室内に置くだけで、モーションセンサーと室温センサーで起床・就寝時間や活動状況、室温などをモニターし、1日1回家族に知らせる仕組みです。

データに異常値が出た場合には自動警報メールが届き、高齢者本人からもセンサーボックスに付いている「緊急時対応コールボタン」で家族にメール送信できます。

データは毎日・1週間・1カ月ごとにグラフ化され、パソコン・スマートフォン・タブレットから確認可能です。

利用料金 月額3,900円(税込)

らいふコール

らいふコール

「らいふコール」は、自動音声通話を使った見守りサービスです。指定の曜日にかかってくる電話に出て、その日の健康状態をプッシュボタンで選択すると、その内容が登録した連絡先に届けられる仕組みです。

好きな曜日と時間帯(7時~21時)を自分で設定でき、回答は4種類(①元気です②いつも通りです③元気がありません④伝言を録音します)の中から選択可能です。

登録電話から電話をかけると伝言を録音することができ、連絡先のメールアドレスに音声ファイルとして送られます。健康状態を入れた後には、日替わりメッセージが流れるなどの工夫もあります。

利用料金
固定電話 月額200円(税込)〜
※利用料金150円+選択曜日数×50円
携帯電話 月額500円(税込)〜
※利用料金375円+選択曜日数×125円

みまもりステーション

みまもりステーション

「みまもりステーション」は、IoTを活用した見守りサービスです。センサーを搭載した見守られる側のクレイドルと呼ばれる機器と、見守る側のウォッチャー(専用Webシステム)とが連動して、高齢者の生活を見守ります。

主な機能はライフリズム管理とコミュニケーション機能、緊急時対応です。人感センサーや自動外出管理タグ、温湿度センサーなどで日々の活動度を計測するとともに、メッセージや安否確認もワンタッチで可能、自動監視機能で、必要に応じて注意・警報も自動で行います。

利用料金 月額1,080円
初期費用 31,320 円
※別途、Androidタブレットの購入とインターネット回線が必要

見守るご家族が遠方なら、駆け付け対策も要検討

さまざまなサービスを利用することで、高齢者の生活を見守ることができるようになります。しかし、見守ってはいても、いざというときに駆け付けられないのでは、対策としては万全とはいえません。

高齢者の一人暮らしで最大の心配は万が一のときの対応ですから、見守りを徹底するなら、駆け付け対策も検討しておきたいものです。

とはいえ、見守りサービスは多いものの、迅速な駆け付けまでサポートしてくれるとなると、セコムやアルソックなどしか選択肢がないのが現状です。

駆け付けまでしてもらうとなると、24時間体制での見守りが必要になるため、専用のシステムを用意できる警備会社などに限られてしまいます。また、見守り時間が長くなるので、月々の利用料金も高額になります。

遠方に住んでいてどうしてもすぐには駆けつけられない、安否確認だけでなく、いざというときに備えた対策までしっかり行いたいという場合は、費用の点も考慮しつつ、駆け付けサービスまで検討しておくとよいでしょう。

見守られる側への配慮も忘れずに

見守りが監視にならないように

高齢者が安全に暮らすために、見守りサービスはとても役に立ちます。ことさら連絡を取り合わなくても、サービスを利用すれば家族に定期的に様子を伝えることができますし、いざというときに頼れるところがあれば安心して暮らせます。

ただし、見守りが監視になってしまってはいけません。どんな暮らしをしているのか、離れていてもつぶさに知ることができれば、家族としては安心です。

しかし、いつどこで何をしているのか、毎日の行動を全て把握されるのは、年齢に関係なく気持ちのよいものではありません。過度な心配から、見守りを見張りにしないよう注意しましょう。

プライバシーの尊重

カメラのように映像で見守りを行う場合には、高齢者の交友関係や生活習慣などが映像でリアルにわかってしまいます。

暮らしぶりが見えるのは安心ですが、高齢者にもプライバシーがあります。あくまで、安全な暮らしを見守るという目的のために、サービスを利用しましょう。

見えるところにカメラやセンサーがあると、見られているというストレスを感じやすくなるので、設置場所を工夫することも大事です。

まとめ

高齢者が増加する中、見守りサービスも非常に充実してきました。各社からさまざまなサービスが提供されており、目的や予算などに応じて、各種の見守りサービスを検討することができます。

サービスを選択する際には、どこまでできればお互いに安心して暮せるかという点が大きなポイントです。

急病や連絡が取れないときの緊急対応など、高齢者ならではの問題点も考慮しつつ、自分たちに合った方法を選択することをおすすめします。

(出典)高齢者見守りサービス – 多様なサービスの提供と今後の可能

高齢者のための見守りサービスを徹底比較しました